「ビーツって、土の味がしませんか?」
店頭で試飲をしていると、いちばん多くいただく感想です。おいしいと言ってくださる方と同じくらい、この一言をいただきます。
この記事の答え
- ●香りの正体は「ゲオスミン」という成分。雨上がりの地面と同じ香りです
- ●ビーツは、この香りを自分の体の中でつくっていて、皮のまわりに多く集まっています
- ●やわらげるなら柑橘などの「酸」を合わせるのがいちばん
- ●試飲でいちばん人気は、シークヮーサージュース+ビーツスティックパウダー1本
もうひと工夫したいときは、ビーツパウダーと水を製氷皿で凍らせた「ビーツアイス」を浮かべる飲み方もあります。炭酸水にビーツパウダーを溶かしたドリンクに入れると、溶けるほど色が濃くなっていくのも楽しめます。

01 WHAT
あの香りの正体は「ゲオスミン」
ビーツ特有の、土のような、湿った落ち葉のような香り。あれは ゲオスミン(geosmin) という香りの成分です。雨上がりの地面から立ちのぼる、あの匂いと同じ成分です。
ゲオスミンは土の中の微生物もつくりますが、ビーツは自分の体の中でもつくっていることが研究でわかっています。菌のいない土や培養で育てたビーツにも、ちゃんと含まれていたそうです。そして、特に多く集まっているのが皮とそのすぐ下。

研究でも、ゲオスミンは「ビーツをほかの野菜と見分ける香り」とされています。ビーツらしさ、そのものの香りです。
人の鼻はゲオスミンにとても敏感で、ほんのわずかな量でも感じ取ります。2024年には、この香りを受け取る鼻のセンサー(嗅覚受容体)も特定されました。ワインや飲み水の分野では、ごく少量で香りの印象を大きく変える成分として、たくさん研究されています。
私たちのパウダーは、畑で農薬・化学肥料・除草剤を使っていないので、栄養のある皮ごと粉末にしています(皮に多い成分はこちら)。だから、ビーツらしい香りもそのまま。合わせ方を知っておくと、ぐっと楽しみやすくなります。
02 HOW
土臭さの消し方は3つ。いちばんは「柑橘」
ゲオスミンは、酸性の環境で香りのない別の形に変わることが報告されています。クエン酸(柑橘の酸)や酢で濃度が下がったという実験もあります。柑橘がよく合うのは、ちゃんと理由があるんです。
1柑橘を合わせる
シークヮーサー、レモン、ざくろなど、酸味と香りのあるジュースに混ぜる。
向いているもの:ビーツパウダー・スティック
2加熱する
ローストや煮込みで香りが穏やかに感じられ、甘みが引き立ちます。
向いているもの:生のビーツ
3乳製品・豆乳と合わせる
脂質とたんぱく質が香りをやさしく包んで、まろやかにまとまります。
向いているもの:ヨーグルト・ラテ
03 RECIPE
シークヮーサーで飲む、2つのつくり方
私たちは沖縄でビーツ商品をつくっていて、店頭の試飲でいろいろな組み合わせを試してきました。その中でいちばん反応がよかったのが、シークヮーサージュースにビーツパウダーを混ぜる飲み方です。
おうちで飲むなら、コップで
- コップにシークヮーサージュースを注ぐ(希釈タイプなら、いつもの濃さで)
- ビーツスティックパウダーを1本入れる
- よく混ぜる

持ち歩くなら、ボトルにそのまま
- 市販のシークヮーサージュースのボトルを、ひと口ぶん飲む
- ビーツスティックパウダーを1本、そのまま入れる
- 蓋を閉めて振る
スティックのパウダーは水溶性の食物繊維を合わせてあって水になじみやすいので、振ればちゃんと混ざってくれます。職場でも、車の中でも、子どもの送り迎えの合間でも、蓋を開ければすぐ飲めます。スティックは1本ずつ個包装なので、バッグに何本か入れておいて、出先で買ったジュースに落とす使い方もできます。
試飲でお出しすると「これなら飲める」「むしろおいしい」と言っていただけることが、いちばん多い組み合わせでした。
シークヮーサーは、私たち沖縄の人間には日常の味。家にあるもので今日から始められるのも気に入っています。
試飲で使っているのは、1本3gの沖縄産ビーツスティックパウダー(3g×30本)です。シークヮーサージュースに1本、から始めてみてください。
シークヮーサーが手に入らないときは
レモン、ライム、グレープフルーツ、オレンジでも同じ理屈で働きます。ポイントは「酸っぱさ」と「香り」の両方があること。甘めが好きな方にはパイナップルジュースも。
ざくろも合います
沖縄の米軍基地内の店舗でも販売していて、アメリカのお客様から「ざくろと合わせている」という声をよくいただきます。しっかりした酸味があり、色みも近いので、きれいな赤に仕上がります。
04 MORE
ほかにも相性のいい組み合わせ


- ●ヨーグルト:混ぜるときれいなピンクに。はちみつを少し足すと食べやすくなります
- ●豆乳・牛乳:まろやかに。少し甘みを足すのがおすすめ。ビーツの豆乳ラテにしてくださった方も
- ●トマトジュース:もともと土っぽさのある野菜同士なので、意外なほどなじみます
- ●味噌汁・スープ:塩気と出汁の香りにまぎれて、自然になじみます
- ●カレー・ミートソース:火を止める直前に混ぜると、色がきれいに残ります
- ●コーヒー:ビーツは砂糖の原料の甜菜と同じ仲間で、ほのかな甘み。砂糖の代わりにひとさじ、という方も
05 OUR FARM
「消す」より「合わせる」

ゲオスミンは、ビーツがビーツである証し。私たちが契約している沖縄の畑では、農薬・化学肥料・除草剤を使わずに、サンゴ礁に由来する土壌で時間をかけてビーツを育てています。
だから、香りを敵だと思わずに、合わせ方を見つけていただけたらというのが正直な気持ちです。まずは柑橘から試してみてください。あなたの「これなら毎日いける」という一杯が見つかったら、それがいちばん嬉しいです。
FAQ
よくある質問
Q. 土のような香りは、体に何か影響がありますか?
いいえ。ゲオスミンは風味に関わる香りの成分で、安全性の面でのご心配はいりません。ビーツらしさのひとつとして楽しんでいただけたらと思います。
Q. 加熱すれば、土のような香りは消えますか?
穏やかになりますが、加熱だけで完全に消えるものではありません。しっかり和らげたいときは、シークヮーサーなどの柑橘と合わせる方法がいちばん効果的です。
Q. パウダーやスティックも同じ香りがしますか?
はい。皮ごと粉末にしているので、生のビーツと同じように香ります。シークヮーサーなど柑橘系のジュースに混ぜる飲み方が、いちばん人気です。
Q. 品種によって香りの強さは変わりますか?
はい、品種によって香りの強さに差があることが報告されています。私たちは皮ごと粉末にする製法なので、品種選びよりも、合わせ方でおいしく楽しんでいただく方法をこの記事でご紹介しています。
研究メモ(この記事の根拠)
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ご紹介した商品
この記事の飲み方に使うのは、いちばん上のスティックです。柑橘のジュースに1本、そのまま振れます。
持ち運べる個包装。有機アカシア食物繊維を合わせているので液体に溶けやすく、はじめての方におすすめです。
沖縄産ビーツだけを、皮ごと粉末にしました。お料理に使うならこちらが便利です。
原材料は、沖縄産ビーツと浜比嘉島の塩だけです。
いずれも、農薬・化学肥料・除草剤を使わずに育てた沖縄産ビーツからつくっています。開封後は冷蔵庫で保存してください。
この“土臭さ”のお話は、代表の比嘉が動画でも語っています。
