今年のビーツの種を、まきました。
黄色い種まき機を押して、畝に沿って、一列ずつ。
トラクターで起こしたばかりの土は、ほろほろとやわらかく、黒々。
この日を選んだのには、わけがあります。
南の海に、大きな台風が近づいていたから。
まいた種に、たっぷりの雨を。
水やりの代わりに、空の力を借りる。
うちの畑は、できるだけ自然の力を使ってつくるようにしています。
まいてすぐ、大型の台風が沖縄本島の南の海をかすめて、宮古・八重山の島々へ近づいていきました。今年の台風は、これで30個目。13年ぶりの多さだそうです。
沖縄の秋は、台風といっしょにやってきます。
本土では紅葉の便りが届くころ、こちらは昼間なら、まだ半袖で過ごせる日も。
ビーツは、そんな沖縄で台風の季節が明けてから始まる、冬の作物。
暑さがやわらいで、風が落ち着いてから、ゆっくり根を太らせていきます。
台風の雨を吸った種が、今どうしているかは、まだ土の中。
芽が出たら、また畑から。
