「ビーツの皮は、むいて捨てるもの? それとも、そのまま使うもの?」

私たちのパウダーは、皮ごと粉末です。その皮に何が入っているのか、研究を読んで調べました。

木の台に並んだ、皮つきの赤ビーツ2個。茎と葉がついたまま
皮つきのビーツ。むく前は、こんな色をしています。

この記事の答え

  • ●皮のほうが濃かったのは、ミネラル・食物繊維・ポリフェノール・ベタレイン
  • ●差がいちばん大きいのは鉄で、果肉の12倍以上
  • ●「皮にしかない成分」は見つかりませんでした。皮にも果肉にも同じ成分があって、皮のほうが濃いだけです

01 WHAT

研究でいう「皮」は、ここ

皮
ピーラーでむく、0.5〜1mmほどの薄い層

果肉
皮の内側。輪のような模様があります

イメージ図です。皮の厚みは、実際より厚く描いています。

2022年のリトアニアの研究が、赤ビーツ4品種を「皮」と「果肉」に分けて、成分を測りました。

02 NUMBERS

皮は、果肉の何倍?

鉄12.3〜22.0倍
マンガン3.0〜4.2倍
カルシウム2.7〜3.2倍
亜鉛平均 約2.9倍
マグネシウム1.7〜2.7倍
銅1.7〜2.0倍
リン1.4〜1.8倍
食物繊維平均 約1.9倍
ポリフェノール1.3〜2.4倍
たんぱく質平均 約1.2倍
ベタレイン平均 約1.1倍
カリウム差なし

縦の線が「果肉=1」。棒は、4品種のうち差がいちばん小さい品種の倍率です(「平均」は4品種の平均)。数字は乾燥させた重さあたり。

皮つきの赤ビーツのアップ。ざらりとした皮の表面
皮のアップ。ざらりとした表面に、濃い色が出ています。

03 ONLY

「皮にしかない成分」は、あるの?

皮ミネラル・食物繊維・ポリフェノール・ベタレイン
ぎゅっと濃く入っています
果肉同じ成分が、ぜんぶ入っています
皮より、ゆるやかに入っています

色素ベタシアニン(赤紫)を、別の研究(ポーランド)が部位ごとに測っています。

ベタシアニン(mg/乾燥1g)

皮12.8
いちばん少ない輪4.44

内側にも、ちゃんとあります。皮のほうが濃く入っています。

04 NOTE

数字を読むときに

1乾燥させた重さで比べています

水分を抜いた重さあたりの数字です。倍率を見るものとして読んでください。

2皮は、とても薄い層です

ビーツ1個の中で皮が占める量は少しです。それでも、むいて捨てていた部分に濃く入っているのが、この研究の面白いところです。

※数字はリトアニアの研究を参考にしたものです。BloodyBeetsの沖縄産ビーツの値は、商品ページの栄養成分をご覧ください。

05 HOW

皮ごと使うコツ

1パウダーは、もう皮ごと

むいて捨てていた部分も、一緒に粉末にしています。

2生のビーツは、たわしで洗って

泥を落として、皮ごとローストやスープに。皮が気になるときは、加熱してから手でむくと、するっと取れます。

3香りが気になるなら、柑橘を

皮のまわりは、土のような香り(ゲオスミン)が多い場所でもあります。シークヮーサーなどを合わせると飲みやすくなります(くわしくはこちら)。

06 Q&A

よくある質問

Q. 皮をむくと、栄養はなくなりますか?

なくなるわけではありません。ほとんどの成分は果肉にも入っていて、皮にはそれがより濃く入っている、という違いです。

Q. 皮は食べても大丈夫ですか?

泥をしっかり落とせば、皮ごと食べられる野菜です。契約農家さんの畑では農薬・化学肥料・除草剤を使っておらず、原料の皮つき生ビーツの検査で、残留農薬は野菜160項目すべて不検出でした。

Q. ベタレインとは?

ビーツの赤紫の色素(ベタシアニン)と、黄色の色素(ベタキサンチン)をあわせた呼び名です。水に溶けやすく、ビーツの鮮やかな色のもとです。研究の現在地は、こちら。

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